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猫と鉄道模型!奇想天外な組み合わせが思わぬ好機に

ジオラマ好きの店主

「鉄道模型で遊ぶのは人間だけじゃない」なんて思わず言いたくなるようなエピソードが話題を集めています。大阪に店舗を構えるその名も「ジオラマ食堂」の店主がSNSに投稿した写真には、鉄道模型と共に楽しそうに戯れる猫の姿があります。同食堂は元々、ジオラマ好きの店主が自慢の鉄道模型を店内に置いていることで、全国の鉄道ファンや撮り鉄の間では有名な存在。そこに怪獣ならぬ猫が登場することでこれまでにはない反響が起こり、猫が好きな人を中心にネット上で「かわいい」や「面白い組み合わせだ」などの声が寄せられることに。

この鉄道模型と猫という異色の組み合わせが生まれたのは、店主の優しい心遣いからでした。飼い主が見つからない、いわゆる保護猫を預かったことがきっかけです。当初は1匹だけたった猫ですが、その後飼い猫は増えていくことになります。愛情をたっぷり注いで面倒をみる店主が、ひょんなことから子猫を自慢の鉄道模型のゲージの中に解き放つと猫が思わぬ行動や仕草を披露。その光景をカメラに収めて拡散したのです。当然ながら、猫がどれほど鉄道模型の意味や奥深さを理解しているかは未知数と言わざるを得ないでしょう。踏切や駅のプラットフォーム、車掌や駅係員などの役割を知った上で楽しむ鉄道ファンや撮り鉄とは違った視点で接しているからこそ、面白いのかもしれません。

鉄道模型と猫という異色の組み合わせ

今でこそ、「鉄道模型と猫が見られる店舗」として親しまれているジオラマ食堂ですが、自治体からの指導を受けるというピンチが訪れたことも事実です。動物愛護法に抵触するということが理由でしたが、新たにスタッフを採用することで乗り越えることに成功しました。紆余曲折がありながらも、店主の工夫や並々ならぬ猫への愛情によって同食堂は盛況ぶりを見せています。一時期は本業である飲食の収益が悪化傾向にありましたが、「猫と鉄道模型のコラボ」によりYou Tubeを使った動画配信での収益が見込める状態にまでなりました。